紅葉ハイクで僕が見たもの感じたこと

すっかり紅葉も終盤となったけれど、この山には登っておきたい。
てことで姫神山に行ってきた。
言い伝えによると、姫神山は岩手山の妻である。
ところが、岩手県最高峰の岩手山は、少し遠くにある山、早池峰を好きになってしまう。
北上川を挟んで対峙している姫神山が邪魔になり、家来の送仙山(オクリセン)に目の届かない場所へ送るよう命ずるのだが、送仙山は、浮気してもなお岩手山を思う気持ちの強い姫神山に同情し、命に背くのである。
これに激怒した岩手山は首をはねた。その首が岩手山の麓にある鞍掛山だ。
姫神山は、なだらかな裾野を広げた三角錐の美しいカタチをしている。誰が見たって美しい山容だと言えるだろう。
より美しいものに惹かれるのは、男の性であろうか。
この山を登るとき、何だか胸が少し苦しくなるのは、僕が男だからってことにしておこう。
アウトドアギアいっぱい! >> にほんブログ村 アウトドア用品

登山口を出発し落葉樹の中を行く。登山道には、落葉が敷かれ、前日の雨で少し泥濘んで歩きにくい。
姫神山の標高は1123.8mと、そんなに高くない山で、一本杉コースから山頂までは1時間半と、初めてでも子供でも登山を楽しめる山だ。

春も、夏も、秋も、冬もこの山に登る。
どの季節も素晴らしいけれど、一本杉コースのザンゲ坂は、どの季節もキツイ
きっとまだ懺悔が足りないのだろうな(焦)

この日は、午後から雨予報で、体力的にも山頂まで行けるか不安だったけれど・・・


ザックに詰めた行動食は、飽きのこない黒砂糖。も良いけれど、ココナッツ味のキャラメルが一番効果的!?

落葉を集める山登りは新鮮で楽しいものだった。
こうしてみると、色や形は一つとして同じものはないことに気づく。僕らと一緒だ。


目に映る景色はどんどん変わり、およそコースタイム通りの時間で山頂へ着いた。
一番高い所は、やっぱり苦手で笑ってしまうけれど、「やっほー」もできたことだし、ホッとした。

あいにく岩手山の姿は見えなかったけれど、遠くに霞むそれを指でなぞる。
落葉松の紅葉を後に、登山口に着いた所で、ザーザー降りの雨に変わった。

さて、姫神山と岩手山は仲直りできたのだろうか?
色んな想像を膨らませる。
今も姫神山は岩手山と向き合っている。
それは、これから先もずっと変わることはないだろう。静かに佇む姿は直向な愛そのものなのである。

ヘビーデューティーなハイクと桜餅
夏の ふたり登山へ。
豆大福とコーヒーが美味しい場所
雪山ダウンヒル?
2013スノーシューハイク 登り納め
エムシェルターを使用して冬の姫神山でシェルター飯
スノーシューHike 姫神山
姫神山を1日で2度登る その2
夏の ふたり登山へ。
豆大福とコーヒーが美味しい場所
雪山ダウンヒル?
2013スノーシューハイク 登り納め
エムシェルターを使用して冬の姫神山でシェルター飯
スノーシューHike 姫神山
姫神山を1日で2度登る その2