岩洞湖 氷上ワカサギ釣りで使用する道具のまとめ(道具を軽くする)

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2024年02月03日 20:06


登山では、ここ数年、ウルトラライトという考え方が流行しています。
この考えを荷物収納ソリ(ワカサギそりが釣り座になる方法)が主流のワカサギ釣りでやってみようと思ったんです。
ウルトライトとは荷物を軽くすることで、より遠くへ・軽やかに・自由に、山を楽しむ。そんなとこでしょうか。

釣りにもウルトラライトな考え方があってもいい


例えばテントでは、ダブルウォールからシングルウォール、ツエルトやシェルターへ変更することで、総重量を大胆に軽量化し、コンパクト&ミニマムにザックへパッキング(収納)することができます。
スマートなパッキングを心がけることで、整理整頓はもちろん、荷物が軽くなり身体への負担が少なくなります。
さらには行動範囲が広くなるなど、ウルトラライト化することで、非常に大きなメリットが発生します!

登山に当てはまるものは、釣りにも当てはまります。近年の釣り具のウェアやザックは登山用品の機能性に近づいてきましたねヽ(=´▽`=)ノ



このページでは、釣り道具一式をソリで運搬する、氷上ワカサギ釣りの道具(荷物の軽量化)をまとめています。

ワカサギ釣りでは堅牢で便利なRVボックスを使っていた



さて、今シーズンのワカサギ釣りではウルトラライトを意識して、釣り道具入れを「座っても壊れない丈夫な工具箱」から「薄いプラスチックの工具箱」に変更しました。
以前は写真のような荷物をソリで引いてました。RVボックスが非常に重いのです。
これでは良く釣れるポイントがある奥地へ移動する際にはとても疲れます。
それと、氷上の状態はいつも同じではないので、凍っている時はソリが滑って引きやすいけど、気温が上がると氷が溶けて歩きにく、重さでソリが沈んで進まなかったりします。

釣り道具を見直してみる


つり道具をウルトラライトの視点で見直したことで、総重量が軽くなりました!
移動時の身体の負担も減り、駐車場からポイントに入るまでの時間が随分と短縮してます。
なんなら、走ることだってできます!(笑)

釣りのウルトラライト化は、良い事だらけ(=´▽`=)b

RVボックスからタックルボックス(工具箱)に変更した



工具箱(ハードケース)を使用していた理由は次の3点。

1.テント内が浸水する状態の際に椅子として代用できる
2.ワカサギ用の竿の保護
3.ちょっとしたテーブルになる

丈夫な工具箱は、それ自体が案外重いです。測ってみたら重さが1.5kgもありました。
この工具箱をなくす(道具を見直す)ことで単純に1.5kgを軽量化することができちゃいます。ヽ(=´▽`=)ノ

工具箱からバッカンに変更してウルトラライト化を図る



現在は「薄いプラスチックの工具箱」さえも使用せず、毎回持っていく「バッカン」へ釣り道具一式を丸ごと収納しています。
バッカンを使うことで、収納がコンパクトになり軽量化の実現に繋がりました。さらには防水効果があります。
バッカンへワカサギ釣り道具を収納して軽量化に成功!

まさに一石三鳥!

バッカン(キャリーケース)には、釣り竿3本、電動リール3台、仕掛け・オモリ、えさ、水入れ、いけす、スカリ、暖房器具、座椅子、パイプ椅子、クッカー、電池、バリバスの氷穴アダプター2個など入れてます。
フィッシングテント、穴あけドリル、魚探、ペグ、ペグハンマー、スコップ、たたき台、暖房器具、燃料ボトルなどは、ソリに直接積み込んでいます。

マルチに使えるメスティンがおすすめ



さてさて、クッカーはトランギアのメスティンを使用しています。
メスティンは四角でパッキングしやすい形なので、いち押しです!
仕掛けと電池、箸や小物類は、まとめてメスティンへ収納しています。
こうすることで、別途ケースを使っていた重量分を減らすことができます。軽量化への道は、「塵も積もれば山となる」ですよ(*´ω`)


メスティンと一緒に必ず持っていく「長バット網」で蒸し料理ができます。やっぱ美味しい肉まんを寒い場所で食べたいでしょー
100均の網はメスティンに入るものがあるけど、高さが足りないため蒸し料理には適しません。
蒸すための水の量が不足し、上手に蒸すことができないのです。
そうそう、水分量が不足したため、空焼きでメスティンを焦がした方もいるみたいなので、Amazonで長バット網をポチッとですよ(笑)

メスティンに一工夫♡メスティンが蒸し器になります!

氷穴アダプターを使った収納術



バリバスの氷穴アダプターには、ドラゴンフライ暖房のヒーターアタッチメント、餌、オモリ・ガン玉、お皿(IKEA)、温度計、予備の電動リール、ユニフレームのミニロースターを順番に重ねています。



丸い氷穴アダプターには、長方形の温度計だと入らないので、四角い温度計が必要なのでした。



①MSRドラゴンフライを暖房化するヒーターアタッチメント
ホームセンターで売っている排水溝を削って作りました。

MSRドラゴンフライの暖房機の作成記事を以前書きました。
MSRドラゴンフライの暖房を作ってみたよ!


②餌、プレヒート用アルコール、ガン玉
MSRドラゴンフライはアルコールでプレヒートします。
ガン玉は、あると釣果が大きく変わる場合もあるので必ず持っていきましょー


③IKEAの皿
枝豆入れと、から入れに使ってます。
氷穴アダプターにシンデレラフィットしますよヽ(=´▽`=)ノ

④温度計
湿度、外気温も計測できて時計付き。大きな文字が見やすくて重宝しています。
水温も計測できるようです。


⑤電動リール
タオルに包んで衝撃防止。タオルは汚れ拭きにも使います。
メインの電動リール2台、予備で1台の合計3台を毎回持って行ってます。


⑥ミニロースター
パンを焼いたり、温めたり。ユニフレームのミニロースターは遠赤外線が出るので、実は暖房(ヒーター)としても使えるんです。


①から⑥を順番に重ねると、すっきり収納できます!



バッカンのデッドスペースにはパイプ椅子を収納します。

氷上のコンディションが悪い時はどうするのか


僕の釣り座は基本、地べたスタイルです。
氷上の状態が良くない時(水が上がっているとき)には、パイプ椅子や、ソリに直接座って釣り座としてます。

岩洞湖の氷の状態が悪い時や、風が強い時など天候不良の時は基本行かない(だから荷物収納ソリは必要ない。今のところ)けど、念のため椅子は必ず持っていきます。
だって現地についたら、写真のようにスノーシューが沈むほどだったりしますので(笑)

椅子は快適より軽量を重視


軽い折りたたみのパイプ椅子は100円ショップ(ダイソー)で購入しました。
耐荷重は50Kgなので、一度使用したら生地が伸びて破けました…。

来シーズンまでに、丈夫な折りたたみ椅子を見つけてきますよ!ヽ(=´▽`=)ノ
今のところ、「ハイマウント ALライトチェアー」が候補。
座面の高さが、たたき台を使用した際にちょうど良く、重さも、収納サイズも良い感じなのです。




それにしても、だいぶ前にキャンプと海釣り用で購入したシマノのダブルキャリーケース(大きなバッカン)が大活躍しています。
長らく押し入れに仕舞ったままだったので有効利用できて良かったです!
釣りにキャンプに、アウトドアでは防水が大事ですよねヽ(=´▽`=)ノ

ウルトラライト化した結果を発表します


さて、どのぐらい軽量化になったのか、実測してまとめました。



主要なワカサギ釣り道具の重さを計測して入力した結果、トータルウェイト25kg、ベースウェイト22kgでした。
トータルウェイトは、ホワイトガソリン燃料およそ1.6Lと水500mlを含む重量です。
ベースウェイトとは消耗するもの(燃料・水など)を除いた重さです。
前より軽量化してもトータルウェイト25kgでした。こんなに厳選して重量を減らしてみてもまだ25kgもあるという印象でした。

それでも重いワカサギ釣り道具


表にまとめると、意外とワカサギ釣りの道具は重かったです。



ジャンボスレー(大は5kg、中は3.12kg)自体が重いんだよね。
だから1.8kgのスノーボートジャンボ(特大)でも良いかもなーって思ってます。浅いのがネック。これ使ってる人いないか。
いつもマニアックな道具選びでごめんなさい。
PULK SLEDの動画は色々ヒントがあるかもねヽ(=´▽`=)ノ

すべてウルトラライト化すれば良いわけではない



重い鋳鉄製のペグは14本持っていきます。1本およそ350g(エリッゼステーク38)で合計4.8kg。
そしてアイスドリルが2.5kg、3人用のテントは3.8kgもありました。
ペグは自作で代用できるものがあるけど、安心安全を考慮して減らしたくない本数です。
テント設営にかかるギアの重量は大きく減らすことが難しい。例えばテントは荷物や雪などで押さえつけるので、テント固定用のペグ6本は30cmにして、ガイロープは40cmのペグにするぐらいですかね。
以前は全て30cmで揃えていましたが、40cmもやはり必要でした。

鍛造 ペグ エリッゼステーク 38cm 8本セット カチオン電着塗装 MK-380K×8 ブラック






釣り道具を可視化しよう


ワカサギ釣りを初めたばかりの頃は、大きなRVボックスに、釣り道具一式を詰めてソリで運搬していました。
その時の重量は30kg~40kgにもなっていたことでしょう。(現在は25kg)
ずいぶん重いソリを引いていたのだなと思いました。どおりで釣り場にたどり着くまでに疲れてしまうわけだ(笑)
さらに撤収後は余計に疲れるよね(-_-;)
何となく重いなではなく、実測して数値で可視化することがウルトラライトのはじまりです。
皆さんも一度総重量の計測をお勧めします! 道具リストを作ろう!>>dyog

ワカサギそりを快適に運搬する方法を教えます



僕はジャンボスレーのロープ(太さ9mm)を純正のおよそ3倍の長さに交換しました。
これにより、以前より楽にソリを引くことができました(´艸`)


バックカントリー用のザックのすすめ


ソリは冬の登山に使用するザック(オスプレイ コード38)にカラビナを使ってソリのロープを引いてます。スノーシューはザックに装着したり、ソリにのせたり。
基本、コード38には食料と水、細々したものだけ入れてます。38Lだと少し大きすぎるのでオスプレー コード22あたりが丁度良いと思います!

そんなお勧めのOSPREY(オスプレー) コード22は廃盤。とても良いザックだったのに残念。
バリバス フィールドザックSystem1というザックがワカサギ釣り専用ザックとして販売されてますが、僕が思うにザックは登山の物が使い勝手が良くコスパが良いです。バックカントリーにも使えるしね!
釣り具メーカーが作るザックは良く考えられているとは思いますが、ザックといったら登山なのですよ( ´艸`)

昔から言いますでしょ、餅はモチモチして美味しいって!ヽ(=´▽`=)ノ

効率的かつ効果的に道具をまとめる



ワカサギ釣り道具の中で、重量を最も減らすことができるのがテーブルと収納ボックスです。
テーブルはホームセンターで買った軽いプラスチック製のものを使用しています。100円ショップでも売ってますが、ホームセンターの方が脚の部分が太く丈夫、歪みもないし、グラつきにくいです。

道具は丈夫なものほど重いので、軽さと丈夫さ、このバランスをとる行為がウルトラライトの核心でありますね!ヽ(=´▽`=)ノ


あとね、1つの道具に複数の役割を持たせること。それと収納ボックス、小物入れはできるだけ持たないようにしてます。
道具は小分けに収納せず、一つにザックリとまとめた方が圧倒的に軽くなりますよ。
テント、ドリル、ソリの重さは大きく変わることはないので、その他の道具で快適さと軽量化のバランスを取りながら道具選びを突き詰めています。
こんな作業が釣りよりも一番楽しかったりしますヽ(=´▽`=)ノ

さいごに



釣りの道具を軽量化することで、より遠くのポイントへ誰よりも早く、そして楽にたどりつくことができます。
釣れない時の帰りの坂道だってルンルン気分です。
ぜひ釣り道具のウルトラライト化を考えてみてはいかがでしょうか。釣り場に行くまでにヘロヘロになる姿は滑稽です(笑)

そんなわけで、釣り道具の軽量化をテーマにした、岩洞湖氷上ワカサギ釣りでのウルトライト化を考えるでした。
ラインのメンテナンスは毎回の釣行後と釣行前にPEにシュッ! プロ仕様を使って丁寧にメンテしてます。
何事もスタートダッシュが肝要です!

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