紅葉ハイクで僕が見たもの感じたこと

tap

2015年10月29日 12:00


すっかり紅葉も終盤となったけれど、この山には登っておきたい。
てことで姫神山に行ってきた。

言い伝えによると、姫神山岩手山の妻である。
ところが、岩手県最高峰の岩手山は、少し遠くにある山、早池峰を好きになってしまう。
北上川を挟んで対峙している姫神山が邪魔になり、家来の送仙山(オクリセン)目の届かない場所へ送るよう命ずるのだが、送仙山は、浮気してもなお岩手山を思う気持ちの強い姫神山に同情し、命に背くのである。
これに激怒した岩手山は首をはねた。その首が岩手山の麓にある鞍掛山だ。


姫神山は、なだらかな裾野を広げた三角錐の美しいカタチをしている。誰が見たって美しい山容だと言えるだろう。
より美しいものに惹かれるのは、男の性であろうか。
この山を登るとき、何だか胸が少し苦しくなるのは、僕が男だからってことにしておこう。

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登山口を出発し落葉樹の中を行く。登山道には、落葉が敷かれ、前日の雨で少し泥濘んで歩きにくい。
姫神山の標高は1123.8mと、そんなに高くない山で、一本杉コースから山頂までは1時間半と、初めてでも子供でも登山を楽しめる山だ。




春も、夏も、秋も、冬もこの山に登る。
どの季節も素晴らしいけれど、一本杉コースのザンゲ坂は、どの季節もキツイ
きっとまだ懺悔が足りないのだろうな(焦)





この日は、午後から雨予報で、体力的にも山頂まで行けるか不安だったけれど・・・





ザックに詰めた行動食は、飽きのこない黒砂糖。も良いけれど、ココナッツ味のキャラメルが一番効果的!?






落葉を集める山登りは新鮮で楽しいものだった。
こうしてみると、色や形は一つとして同じものはないことに気づく。僕らと一緒だ。





目に映る景色はどんどん変わり、およそコースタイム通りの時間で山頂へ着いた。
一番高い所は、やっぱり苦手で笑ってしまうけれど、「やっほー」もできたことだし、ホッとした。





あいにく岩手山の姿は見えなかったけれど、遠くに霞むそれを指でなぞる。
落葉松の紅葉を後に、登山口に着いた所で、ザーザー降りの雨に変わった。




さて、姫神山と岩手山は仲直りできたのだろうか?
色んな想像を膨らませる。

今も姫神山は岩手山と向き合っている。
それは、これから先もずっと変わることはないだろう。静かに佇む姿は直向な愛そのものなのである。










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