波のきれいな音が、静寂のカルデラ湖から聴こえる。
七滝コースへ下る前に、少し寄り道をした。
ゆらゆらした、アルコールの炎でお湯を沸かし、ほんの少しだけ贅沢に時間を使う。心地よいゆっくりとした時間がこの場所には合う。

時間に余裕をもって来れたのは、自分でも驚いているのだけれど、それだけ普段の山登りは、のんびりと歩いていたのだろう。
たまには、スピードを上げたハイクもなかなか良いものだなーと思った。

不動平から、御苗代湖への分岐までのコースタイムは50分
いきなりの激下りで、ザレ混じりの登山道は滑りやすく注意したい。



不動平から眺望
手前に御苗代湖、その奥のピークが黒倉山、さらに遠くの稜線は裏岩手縦走路。




雪の重みでまっすぐ上に伸びることができなくても、一生懸命伸びる姿に感銘を受けた。






ダケカンバやオオシラビソの林を縫うように下る。
さっきまで、あのてっぺんにいたと思うと、何だか不思議な気持ちになって、少しだけしんみりしちゃう（笑）
2つの湖まで、この分岐点から200ｍ



エメラルドグリーンが美しい御釜湖
小さな御釜湖はきれいな円形の火口湖



その少し先には、コバルトブルーの御苗代湖



少し休んで膝の具合を確認。
何かと気を使わなければならないのは、ちょっと億劫。






きれいな色です！
アルコールバーナーに火を入れ、少し休憩をとる。
いよいよこの先、大地獄谷分岐から、初めて歩く七滝コース。
滝がいくつもあり、下れば下る程に紅葉が色濃く残っていた。
このコースを登りに使って、山頂までとなると、結構体力的にキツイかもしれないなーと、下りながらに思ったのである。

もう少しだけ続きます


松川温泉から岩手山経由の七滝　1　2　3　4　5











　　　　　　
アルコールの燃料は、ここで買ってます。

TriPodもあるよー！