11月2日　七時雨山（1,060ｍ）に行ってきました。

七時雨山（ななしぐれやま）とは何とも美しい山名。
その由来は、日に幾度となく天候が変化する事によるそうな。
美しいのは山容も同じ。2つのピークを持つ双耳峰の麓には広大な田代平高原。山頂からの眺望はとても素晴らしかった。
七時雨山は、岩手県北西部に位置し、新日本百名山にも選ばれています。今年の6月には初のトレランフェスが開催されました。　>>八幡平・七時雨マウンテントレイルフェス公式

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登山口は、七時雨山荘と田代平高原駐車場の2箇所
今回は、田代平高原駐車場から入る。
牛さんが逃げないように、ゲートは開けたら閉めなければならない（笑）



3合目までは、牧野の中を緩やかに登る。



振り返って、山と溪谷 2012年11月号「全国隠れ名山」で紹介された田代山。








牧歌的な風景を楽しみながら、最後のゲートに着いた。
牛はいなかったけど、牛の物と思われるものはたくさんあった。踏まないように（笑）



3合目から美しい樹林帯の始まり。山頂まで2ｋｍ。







ハッキリ分かる広葉樹の尾根にのった。





眺望が開けた場所から、久慈方面。冬に登った遠島山が見えるかな。



北峰、南峰の双耳峰だけど、手前の8合目付近に小ピークがある。ここから岩手山が見えた。



上げた高度を一旦下げる。
急な下りは、いかにも滑りそうで嫌な予感が当たった（笑）



北峰と南峰が見えてきました。



左手には岩手山、右手には落ちたら助からないだろう的な景色...



北峰到着　田代平高原駐車場から1時間20分。



早池峰山、姫神山、岩手山が一度に見れた。台形型をした送仙山も見える。
とても素晴らしい景色の中、ドロドロした三角関係伝説を思い浮かべた。

●岩手山と姫神山、早地峰山（三山伝説）
姫神を妻にめとった岩手山は、美しい早池峰の女神に心を奪われるようになりました。そこで岩手山は岩手山と姫神の間にいる送仙（おくりせん）に「姫神をどこか見えないところへ連れて行け」と言い付けました。岩手山といえば動物も草木も川も山も、その命令にそむくことができないほどえらい山。送仙は悲しむ姫神をしぶしぶ東へと連れて行ったのですが、どうしても姫神の足は進みません。翌朝、岩手山は目の前にまだ姫神がそびえるのを見て怒り狂い、真っ赤な火を噴いた上に、言い付けに背いた送仙の首をはねました。
そういうわけで、送仙山の頂上は平らなままですが、後に穏やかさを取り戻した岩手山は送仙山の首を自分の肩に置き、これが岩手山の肩のコブとなりました。また、姫神が岩手山のそばを去る途中で「せめてものかたみ」と蒔いた巻き子（糸を玉のように巻いたもの）は五百森（いおもり）という森になりました。
いまでも岩手山、姫神山、早池峰山の三山が同時に姿を現すことはめったにありません。岩手山が現れると姫神山は雲の中に姿を隠し、姫神山がくっきり見える日は早池峰山が見えない、というように……。　　～岩手山＠地球より引用

さて、北峰よりさらに眺望が良い南峰へと進むこととしよう。

つづく