目的地は10km先の藤七温泉彩雲荘!八幡平のデイハイク
八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう。
一枚の大きな平坦な原ではなく、緩い傾斜をもった高低のある高原で、気持ちのいい岱を一つ横切るとみごとな原始林に入ったり、一つの丘を越すと思いがけなく沼があったりして、その変化のある風景がおもしろい。
と、日本百名山の著者、深田久弥が述べている。
湿原と高山植物、ブナにアオモリトドマツの原生林。
手つかずの自然いっぱいの八幡平を、今年も紅葉前の9月に丸ごと楽しんできた。
紅葉シーズンは大渋滞するから紅葉前に、ってなわけ。
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2014.9.20
うんうん、と思わず頷いちゃう深田久弥の言葉。でもね、百名山っていう括りは嫌い(笑)
八幡平は、アスピーテラインと樹海ラインがあって、見返峠の駐車場に車を停めて20分で山頂。
だから、紅葉シーズンは観光客でごった返す。
車の渋滞、あれは悲惨だ
アスピーテラインも、樹海ラインも、毎年11月から冬季通行止になって、長い冬を迎える。(26年11月4日から通行止)
かつて雲上の楽園と呼ばれた松尾鉱山
鉱山町ができ、最盛期には1万3千人が暮らしていたそうな。
昭和40年代には、硫黄の需要が減り、会社は倒産、廃坑。現在までに強酸性水の中和処理が行われているのはこの場所。 赤い屋根が旧松尾鉱山新中和処理施設。
毎年ね、5億かかってるんだよー この先も。
(JOGMEC)鉱害防止に挑む 旧松尾鉱山新中和処理施設
そんな黒歴史がある八幡平だけど、景色は素晴らしい。
茶臼口から入山して、八幡平山頂-畚岳-藤七温泉と歩くのが今回のコース。
ま、定番のコースだよね。
茶臼山荘から茶臼岳へまず登る。
ダケカンバにオオシラビソの森を縦断するアスピーテライン
その先には、雄大な岩手山。あいにくガスってたけど、茶臼岳から見る景色は素晴らしく綺麗だ。
写真右側にポコっとした山が畚岳
のんびりデイハイクな気分
色づき始めてきましたね
団体さんがいっぱい居てね、追い越させてもらった。
池塘に空が映る
なんともいい天気で、歩く足が軽い軽い
熊の泉にも寄って、たっぷり水汲み
源太森は360度の眺望あり!
ここでランチもいいよね。
風除けないけど、美味しそうに、おにぎり食べてる方がいらっしゃいました。
腹減ったー
八幡沼の散策道
素敵な景色とは裏腹に、お腹はグーグー鳴る。デリカシーのない腹だな、おい。
八幡沼と、避難小屋の陵雲荘
サンポストーブと、ソラチタンテーブルは、デイハイクには必ず持っていく定番
これに450マグのセットだけど、今回は袋ラーメンだったから、エバニューのULクッカー
エバニュー(EVERNEW) Ti U/L クッカー 2
2は使いやすいサイズの900ml 1は小さすぎるけど、アルストにピッタリ。
今回も、膝にやさしい軽めの装備。
ウルトラライトパッキングのデイハイク?ってやつかな(笑)
BDのRPMは飽きてきたし、それっぽいザックを新調したいなー でも生地薄いと、藪が多い山ばかりだから一発で破れそう...。
そんなこと思ってたら、少し雲行きが怪しくなってきました(笑)
この日、9月20日時点では工事中だったけど、10月11日に再び来た時は、工事完了して展望台に登ることができた。
メガネ沼、鏡沼を過ぎれば、見返峠
見返峠駐車場には車が意外に停まってた。
考えてることは皆同じっ だな。
畚岳にさらっと行ってみようー!
ここは裏岩手縦走路の入口でもあるんです
あまりのんびりしてると、藤七温泉に入れなくなっちゃうのでスピードアップ!
こんな時は、KEENの柔らかいソールが楽だよね。そっち履いてくれば良かった。
KEEN(キーン) TARGHEE II MID Men’s
岩手山にも鳥海山にもこれで登った。岩場はやっぱりすべるけど、楽なので好きー
畚岳斜面は紅葉
15分で畚岳山頂!
いい眺め よし!
下りは10分
それから、舗装路を歩いて藤七温泉までテクテク歩く
見えた!藤七温泉
歩いて温泉地に行くのっていいよねー
ここは、源泉から引いたお湯を薄めたり、循環させたりしない掛け流し。
乳白色の露天につかりながら、温泉地を巡って縦走する、ある計画を考えていたのでした。
おわり!
さー どんどんたまってるレポを書いてきますよー